ミニマリストにとって、ある意味「住む」という形の究極系であるホテル暮らし。ホテルは生きていく上で必要な物をほとんど所有せずに暮らしていける場所ですから、そこがまさにミニマリストなスタイルだと思われていますよね。

でも本当は、減らせるのは「モノ」だけではありません。そう、一番減らせるのは「手間」、なのです。

生きること以外何もしないという生活

まずは、生活における行動がかなり減ります。そこから一つずつ見てみましょう。

掃除、洗濯、炊事……家事は一切必要なし

これは本当に大きいですよね。ホテル暮らしの場合、基本的に家事は一切しなくても大丈夫です。むしろ自分でするよりもかなりクオリティーの高い家事をやってくれるのですから。

例えば洗濯。フロントに預ければ、ランドリーサービスとしてクリーニングに出してもらえます。もちろん、クリーニング代をかけたくないのであればコインランドリーを使って自分で洗濯をすることになりますが、乾燥まで一気に終えることができるのですからやはり家で洗濯するよりは手間が少ないもの。

また、ベッドメイキングされた清潔なベッドで寝られるというのも、ホテル暮らしならではですね。

戸締りなどセキュリティーも人任せ

基本的に、ホテルはオートロック。そしてフロントには常に人がいるし、入口にガードマンがいるホテルも。ということは、戸締りなどのセキュリティーも、いちいち気にしなくていいということになります。

もちろん安全安心というのもありますが、出かける時に戸締りを気にしないでいいというのは精神的にかなり楽。「あれ、カギ閉めたっけ?」なんて思って途中で帰宅する、なんてことはなくなります。一人暮らしの女性がセキュリティーのためにやっているあれこれも、全部必要ありません。

郵便、宅配、訪問販売も人任せ

当然ですが、郵便や宅配、訪問販売も完全に人任せです。そもそも訪問販売や宗教の勧誘などはホテルには絶対やってきませんし、郵便物や宅配に関しては、フロントで預かってもらえます。

特に便利なのは宅配で、ホテルの部屋に不在でもしっかりと受け取ってくれるんですね。最近はAmazonなどの通販を利用する人は多いと思いますし、その時に、いちいち自分の行動が制限されてしまうのは本当に面倒。家に帰って不在通知を見て「今日だった?!」などと肩を落としたり、面倒な再配達依頼なんかも必要ありません。

手続きだらけの世の中とおさらば

そして、ホテル暮らしの良い所といえば、手続きだらけの生活からの脱却。これもかなり魅力的です。

引越しの手間が断然少ない

ホテル暮らしでなくなる手続きといえば、もうこれは「引っ越しの手続き」が一番大きいのでは。一般に引っ越しをしようと思えば、不動産屋さんに行って、部屋を選んで、あれこれ職業だの収入だのをチェックされ、審査された挙句にやっと賃貸借契約を行いますよね。

しかも、それだけじゃありません。前家賃に敷金、礼金、不動産屋さんへの仲介手数料、さらには保険や鍵交換など、面倒な手続きと共にどんどんお金が出ていきます。そして大家さんに挨拶に行ったり、両隣や上下階の住人への挨拶、自治会への参加手続きなどが必要な場合も。

当然ですが、ホテル暮らしだとこのような手間や手続きは一切不要です。ホテルからホテルへの引っ越しなんて、チェックアウトとチェックインだけですからね。

転居にまつわる公的な手続きがいらない

ホテル暮らしをしている場合は、いわゆる公的な住所を変える必要がありません。ホテル暮らしをしている人の多くは住所を実家や事務所などに設定していることもあるようですが、どちらにしてもホテルを移動したからといって公的な手続きは必要ありません。

もちろん、ホテルに住民票を置くことも出来ます。しかし、そうすることにメリットはありませんし、そうしなくても何の問題もないのですから移す必要はないんですね。

ちなみに、法律では引っ越しと共に住民票を移すのは義務となっています。しかし、「生活の拠点を移動しない場合」と「住む期間が1年未満の場合」は移さなくて良い、ということになっています。ホテル暮らしの場合、住民票を移す義務にはほぼ該当しないのではないでしょうか。1年以上同じ部屋に住み続けるホテル暮らしというのも少数派。そうなれば、住民票についてもいちいち移す義務がなくなるということです。

公共料金の手続き…必要ありません

ホテル暮らしに公共料金は必要なし、というのはかなり初歩的な知識ですが、よく考えてみて下さい。公共料金が必要ないということはそれにまつわる手続きや手間も必要なくなるということなんですよね。基本的に、料金の支払いでやるべきことはスマホ代くらいです。当然ですが、会社勤めの人であれば税金や保険料の振り込みも必要ないですから、ほとんど何もしなくていいということになりますよね。

言うまでもない事ですが公共料金の支払いってかなり手間。転居のたびに解約と契約をしなければいけませんし、振り込み手続きが面倒だったり、ちゃんと振り込まれてるか確認し忘れて督促が来たり。それこそ、引っ越し先でインターネットを使うには工事が必要なことも普通ですから。

こういう手間や手続きが全てなくなるというのは、かなり大きいですよね。

部屋の契約や更新がない

普通に部屋を借りて暮らしていれば、賃貸契約の更新は2年に一度あることが多く、手続きや更新料を支払う必要があるのですが、当然ホテルの場合はこれがありません。手間が省けるのと同時に、2年契約を結ぶかどうか悩むこともなくなるというわけです。本当にここにあと2年もいるのかな?などと悩むことが減るというのも、間違いなくミニマリストのシンプルなライフスタイルのカタチです。

他にもホテル暮らしで様々な手間が省ける

他にも、かなりの部分で手間が省けます。

物を買う手間が省ける

モノを所有しないミニマリストの最終形態ともいえるホテル暮らし。所有しないということは、つまり物を買う手間が省けるということでもあるんですね。

特にホテル暮らしですと、家具を買わなくていいのはもちろんのこと、ティッシュやトイレットぺーパー、洗剤や調味料などの日用品も買わなくてOK。タオルも食器も、それこそアメニティーで揃っているものはすべて買わなくてOKということなのです。買う手間が省けるというのは、実は節約にも効果は大きくて、買い物に行く回数が減れば無駄に買うことも減るんですね。重たい荷物を両手に抱えて……なんて無縁の生活です。

遊びも手間なく楽しめる

ホテル暮らしで手間がなくなったと感じることの一つが「遊びに行く時の手間」。遊びに行く時の手間が省けるとはどういうことかというと、戸締りや宅配の心配をしなくていいというのも当然ありますが、帰りを心配しなくていい、ということも大きいですね。

そう、ホテル暮らしですから、遅くまで遊ぶ予定があるならその近くに部屋を借りればいいのです。それこそ、遊びに行く日の朝にチェックアウトして、遊びに行った先でホテルにチェックイン、そして次の日そこをチェックアウトして、いつものホテルにただいまとチェックインをすればOK。遅くなったから帰れない!なんて心配をしなくてもいいわけです。

手間なくミニマリストになる、それがホテル暮らし

ミニマリストな生活というのはモノを所有しないというだけではありません。いかに自分の人生をシンプルに、そして軽快に、自由に暮らしていけるのかというのがそのコンセプトのコアな部分になるのです。ですから、所有しないことと同時に、いかに手間を省いて生活するかというのも大きなポイント。言い換えれば、いかに軽やかに生きていけるのか、ということなんですね。

ミニマリストなホテル暮らしに役立つサイト「カリぐらし°」

ミニマリストなホテル暮らしを始めるときに役に立つサイト、それが「カリぐらし°」です。カリぐらし°では、ホテルで生活したい人とホテルとをつなぐコンシェルジュを行っていて、これからホテル暮らしをはじめようとする人はぜひ押さえておきたいサイトです。

ミニマリストの基本は、手間をなくすこと。カリぐらし°を利用して手間をなくすこともまた、ミニマリストなライフスタイルへの第一歩と言えますね。

https://style.carigurasi.com/

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