ホテルといえば、チェックインやチェックアウトの際にフロントでスタッフとのやりとりがあるのが一般的でした。一方、昨今では「無人フロント」を導入しているホテルが増えています。
無人フロントのホテルでは、宿泊者自身がチェックイン・アウトを行うことになります。IoTの導入や、新型コロナウイルスの影響から人件費の削減といった理由で、今後も増えていくかもしれませんね。
とはいえ、そのようなホテルに一度も泊まったことがない方からすれば、セキュリティ面や使い方など、「無人フロントって大丈夫なの?!」と思われるでしょう。この記事では、無人フロントとは?という基本部分から、無人フロントを可能にしている2つのサービスについてご説明します。
無人フロントとは?
「無人フロント」とは、その名の通りホテルのフロントにスタッフが常駐していない状態のことです。チェックイン・チェックアウトの手続きは、事前に鍵を予約したり、ロビーの機械で手続きをするなど、システムはさまざま。タブレット端末などの機械が設置されているホテルでは、宿泊者は自分で手続きを行うことになります。
操作は簡単で、予約時に表示されたパスワードやQRコードをタブレット端末などにかざします。この1手間だけで、チェックインは終了です。注目されているIoTを導入しているホテルなどでは、部屋の鍵も専用スマホなどをかざすだけで開く仕組みになっています。
▼&ホステルのIoT技術を使った快適なステイとは??
万が一の非常事態などがあった場合には、近くにあるホテルの運営本部からスタッフが駆けつけるシステムになっていますので、安心して宿泊ができますよ。
サービス事例
KS checkin
「KS checkin」は、無人鍵受け渡しサービスを提供している「KEY STATION」を手掛けるKeeyls株式会社により開発・提供されています。
「KS checkin」は24時間365日、予約の確認や宿泊者名簿の作成、本人確認など、ホテルのフロント業務をこなしてくれるサービスです。オフィスなどにも導入例があります。
▼Keeyls株式会社リモート管理の新宿初の無人フロントホテル「HOTEL BAMPKY」
AirHostスマートチェックインキャンペーン
宿泊施設向けのクラウドサービス「AirHost PMS」を手掛ける株式会社エアホストが、ホテルなどの宿泊施設の無人フロント化のために開発したのが「AirHostスマートチェックインキャンペーン」です。
従来の対面式のフロント業務と同様の安全性が確保されているので、個人情報なども安心してお使いいただけます。また、24時間365日、オンライン上で予約からチェックイン&アウトまでを一括で管理ができるので、スタッフの負担が一気に減るのも特徴です。
ホテルに宿泊する際、氏名や住所・電話番号などを記載したりと、意外と手続きは多いものです。最新の「無人フロント」のホテルであれば、チェックイン・アウトの混雑時に順番を待つことなく、ソーシャルディスタンスも保てます。今後導入予定のホテルにも注目ですね!
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