新型コロナウイルスが原因で、現代社会には多大な影響が出ています。その影響の一つとして、テレワークやリモートワークという、特に今までオフィスで勤務していた方にとって慣れない環境を強いられました。また、オフィスやネットカフェで寝泊まりしていた方や、フリーランスやノマドワーカーとしてカフェや図書館などの公共施設で業務をしていた方も、自宅で作業せざるを得なくなっています。
この記事では、本来仕事をする場ではない自宅において労働生産性が低下している皆様に「ホテル暮らし」をご提案していきます。ぜひ、今後のライフスタイルの参考にしてみてください。
ホテル暮らし×テレワーク
ホテル暮らしとは、居住地のメインをホテルに置くことです。この度の新型コロナウイルスの影響で、世間では「買い溜め」などが起き、必要物資が手に入らなかった人もいました。こうした場合でも、ホテルでは生活に必要なものを確保していますし、感染症対策のアルコール消毒なども比較的に安心できると言えます。
そして、現代社会において私たちの生活に「ネット」は必要不可欠なものですよね?ホテルには、そのネット環境問題を解決する『Wi-Fi』が完備されています。この充実したネット環境が、テレワークをする人にとって「ホテル暮らし」をおすすめしたい一番の理由です。今回はネット環境問題を解決するホテルWi-Fiに注目しながら、「ホテル暮らしの良さ」をご紹介していきます。
ホテルにとってWi-Fiは必須
ホテル暮らしをするにあたって、読者の皆様にも各々気になるホテルがあるのではないでしょうか?その気になるあのホテル、そもそもWi-Fiが設置されているのか?と疑問に思われる方もいらっしゃることでしょう。実は、ほとんどのホテルにおいてWi-Fiが設置されています。なぜ、Wi-Fiがホテルにとって必須になってきているのでしょうか?
▼インバウンド事業の拡大
今やインバウンドは、日本の主要産業の1つとなっています。その日本の主要産業であるインバウンド事業を支えている「大黒柱」とも呼ぶべき客層は、訪日外国人旅行客です。そんな訪日外国人旅行客を誘客するために、日本の観光関連施設は様々な試行錯誤をしています。それは、ホテルについても例外ではありません。
2020年前半は新型コロナウイルスの影響で落ち込みが見られたものの、基本的に訪日外国人旅行客数は年々増加しています。そんな状況下、観光地においては数か月先でもホテルの予約が埋まるにも関わらず「Wi-Fiがないホテル」では訪日外国人にとっては人気が薄の傾向があります。
というのも、訪日外国人観光客の約90%がモバイル端末を持参し、日本滞在中にタブレット、スマートフォン、ノートパソコン等でネット環境に接続しているというデータがあります。これはあるデータを基にした分析ですが、彼らのモバイル端末をネット環境に接続する手段として、「無料Wi-Fiを使用」と回答した訪日外国人観光客は約87%、「有料Wi-Fi」と回答した約7%を含めると、その数値は約94%となっていました。
更に、そのうち約89%の訪日外国人観光客が、ネット環境への接続を希望する場所として「ホテルをはじめとする宿泊施設」と回答しています。すなわち、訪日外国人観光客にとってホテルとは、「ネット環境を接続するための重要な場所」といえます。だからこそ、ホテルにとってWi-Fiはそのために必要不可欠な手段なのです。
▼モバイル端末の進化
「モバイル端末=ノート型PC」という時代で重要視されていたのは、「有線LAN」の設備でした。若い方であれば、有線LANを利用するノートパソコンなんて使ったことがないという人もいらっしゃるのかもしれませんね。今ではスマホ、タブレットを含め、軽量でコンパクト、それでいて最先端技術が使える機器で溢れています。かつては有線LANでネット環境に接続していたノート型PCでさえ、最新型モデルでは、有線LANの接続口を必要としないものが多いでしょう。
また、訪日外国人観光客に関わらず、多くの人が持参するモバイル端末とは、無線のWi-Fiや携帯端末を利用することが主流となっています。新築ホテルはもちろんのこと、古くから営業している旅館やホテルにおいてもWi-Fi環境の対応をしている場合がほとんどです。したがって、基本的に多くのホテルにおいてWi-Fiは完備といえるでしょう。
ホテルWi-Fiはコストパフォーマンス最強!その理由とは?
まずは、コスト面を見てみましょう。コスト面で優れている理由としては、なんと言っても「利用料金が無料」であるという点です。前項でもお伝えした通り、訪日外国人観光客が自ら持参したモバイル端末をネット環境に接続する手段として、無料Wi-Fiを使用すると回答した割合は約87%です。訪日外国人観光客が有料Wi-Fiよりも無料Wi-Fiを求めていることは、データを見ても明らかです。
一方で、パフォーマンス面はどうでしょう。Wi-Fiのパフォーマンスとして利用者に最も重視されるのは「データの通信速度」です。一昔前のホテルWi-Fiは通信速度が遅く、メールの送受信だけならまだしも、ネット環境に接続してWEBサイトを閲覧するためには時間がかかりました。動画を視聴するとなれば尚更であり、読み込みマークとひたすら睨めっこしていたユーザーも多かったことでしょう。
しかし、昨今多くのホテルにおいて、まるでオフィスや自宅にいるような通信速度でネット環境に接続することが可能となっているのです。パソコン周辺機器や通信機器でお馴染みの『株式会社バッファロー』が、ホテルWi-Fi設置の国内シェア最大手に君臨していることからも、そのクオリティの高さが伺えます。こうした理由から、ホテルWi-Fiのコストパフォーマンスは最強といえます。
便利なホテルWi-Fi!その安全性は?
「ホテルWi-Fiに接続したら、モバイル端末内の情報を盗まれた!」こんな話を聞いたことがありますか?いくらホテルでテレワークが便利とはいえ、「セキュリティ」については心配という人も多いでしょう。企業秘密の情報や、顧客データなどが流失しては大変ですよね。実際、海外においては、モバイル端末内の情報を盗まれてしまったという事例もあるようですが、日本国内のホテルでは大手の通信会社のセキュリティに入っていることが多いので安心できます。
ただ、それでも心配という方は、モバイル端末へのセキュリティソフトのインストールや、無線LAN中継器の利用によって、ネット環境のセキュリティレベルを更に高めることが出来ます。より効率よく安全にテレワークをするためにも、ネット環境だけでなくセキュリティについても注意することが必要です。
テレワークを機会にホテル暮らしをはじめよう!
いかがでしたか?今回はWi-Fi設備の観点から、ホテル暮らしのメリットをご説明させていただきました。幸か不幸か、新型コロナウイルス影響と働き方改革ブームの相乗効果により、これまでのワークライフスタイルの見直しが迫られています。これまでオフィスで業務に取り組んでこられた皆様。加えて、オフィスにおける業務ではないものの、ご自宅やカフェ、図書館、ネカフェで業務に従事されてきた皆様も、新しいワークライフスタイルとして「ホテル暮らし」はいかがでしょうか?
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