何も持たないミニマリストな生活。そんなミニマリストな生活の究極の形の一つに、人生を旅するノマドワークというものがあります。
今回はそんな究極のミニマリスト、現代社会の遊牧民ともいえるノマドワーカーの、人生を旅するその秘訣について迫ってみましょう。
究極のミニマリスト『ノマドワーカー』って何だ?
ではまず、ノマドワーカーのその実態に迫ってみましょう。
ノマド=遊牧民
ノマドワーカーのノマドとは遊牧民という意味の言葉です。ではなぜ遊牧民という名前がついたのかというと、実はノマドワーカーは通勤することなく、仕事場を転々としながら仕事をする人だから。この点々と仕事をしているスタイル…これがまるで遊牧民のようだ、ということからノマドワーカーと呼ばれるというわけです。
ノマドワーカーはフリーランス
ノマドワーカーのほとんどはフリーランスです。ブログのクリエイターとか、フリーライター、SE、フリーのイラストレーターなどといった独立した仕事を持っている人がほとんどです。また特にネットを介した仕事している人が多いのが特徴。自分のビジネスの拠点が事務所ではなく、モバイル端末1つでどこでも仕事をする生活を考えれば、そうなるのも自然ですよね。
ノマドの精神はまさにミニマリスト
ノマドワーカーは、基本的に自由を好みます。何かを所有するのではなく、所有というものを束縛と考えていかに自由に生きるかを考えた末に、事務所やデスクを捨ててしまった人達がほとんどです。また、経営者や個人事業主でありながら事業の拡大を考える人も多くはありません。そう、つまり財産や大きな会社ですら、それは束縛の元となる所有物というわけなんですね。
旅のような暮らしをするには最高の働き方。
ノマドワーカーの働き方は、人生を旅のように暮らしていくには最高の働き方。人間を縛る様々なファクトの中で、最も大きな「場所」の概念を捨ててしまったノマドワーカーは、その経済力に応じて様々な自由を謳歌しています。まさに、精神的にも自由なミニマリストたちです。
人生の旅支度、ノマドワークに必要なモノ
ではそんなノマドワークに必要なモノとは何でしょう。
パソコン1台と通信手段
ノマドワーカーに最低限必要なものは、これだけ。彼らの仕事のほとんどはパソコン一台で完結するものですし、そもそもそれくらいの荷物であるからこそ、自由に仕事ができるわけです。ただ、通信手段は必須。基本的にはWi-Fiのあるカフェや喫茶店などがその仕事の拠点となりますが、ポケットWi-Fiを持ち歩く人も少なくありません。とりあえず、これさえあればノマドワーカーを目指せます。
パソコン1台で稼げるスキル
もちろんこれも必須です。パソコン1台でどこでも仕事ができるのがノマドワークの良いところですが、パソコン1台で稼げないようでは意味がないんですね。フリーランスや個人事業主として、パソコン1台で完結するスキル。一見難しそうですが、様々なフリーランスがネットを介してアウトソーシングの対象となっている今ならそこまで難しいことでもありません。簡単ではありませんが、誰もが挑戦できる可能性があります。
自己管理力と堅実さ
自由とは適当ということではありません。場所という概念から離れて自由に生きていく上で最も必要なのは、実は自己管理力と堅実さでもあります。その気になれば、ノマドワークは無期限休業にもできます。もちろん、その自由さこそがノマドワークの良い所なんですが、そうであるからこそ、しっかりと自らを管理して堅実なプランを立てないと失敗するんですね。これは、ノマドワーカーだけではないすべてのミニマリストに共通すること。しっかりと計画的な自由が目標です。
究極のノマドは定住しない
働く場所を選ばないノマドワーカー、その究極系は住む場所すら選ばないノマドワークです。
地球が我が家「ハイパーノマド」
ノマドワーカーの上級者の事を、ハイパーノマドと言います。こういったハイパーノマドの人達は、もはや定住という概念が元々なく、それこそ国という概念にすら縛られない自由人達。まさに「人生は旅だ」を地でいき、ミニマリストの究極を体現する人達です。
こういった人達は、各地のリゾート地や自分の好きな街にホテルや短期の賃貸物件を借りて住み、そして気が向いたらまたどこか他の国の他の街へと移住します。夏は北海道、冬はハワイ。そんな生活を送っている人は、何も海外だけではなく、また有名な富豪でもなく、日本人の名もなきノマドワーカーにも存在しているのです。
ちょっとずつテリトリーを広げていく
さすがに、いきなり海外を巡るノマドにはなれないかも知れません。それは言うまでもなく大きな決断を迫られることですし、失敗した時のデメリットが少々大きすぎるのも事実です。
そこでお勧めなのは、ちょっとずつテリトリーを広げていくやり方。例えば、はじめは定住型近距離ノマドでもいいかも知れません。忙しい月曜日から金曜日までは、都心に近い自分の家に住み、そして週末や休日は郊外にホテルを借りて住む。それだけでも、かなり自由なノマド体験ができるはずです。そして、その生活の中で、人生を旅するように生きることに魅力を感じ、また何も持たないミニマリストな生活にしっくり来たら、さらに足を延ばせばいいのです。関東なら、いつもは都心で週末奥多摩なんて素敵じゃないですか?
オススメは日本ノマド
ミニマリストな生活がしっくり来て、ノマドな生き方を目指そうと決めたあなた。そんなあなたにおすすめなのが、日本中で旅するように生きていく、日本国内のノマド。それは、世界を股にかけるハイパーノマドのような人達に比べるとスケールは小さいかもしれませんが、その分安心と安全が担保されます。しかも、日本は縦に長い国です。今年の夏は北海道で涼しく過ごし、来年の夏は沖縄でしっかりと日に当たって生きていきたい。縦に長い日本だからこそ、まるで世界を旅するように様々な経験ができる、おすすめの国内ノマド生活です。
家族ノマドもいらっしゃいます。
きっと、こういうミニマリストなノマド生活は単身で行うものだと思っていますよね。しかし、実は日本にも、家族でこういうノマド生活を送っていらっしゃる方は実際に存在します。子供が中学や高校に入り、部活や受験で定住を余儀なくされるまでは、家族を連れて日本や世界のいたるところで旅のような人生を満喫する。子供に、定住型の生活では絶対に得られない経験を提供でき、そして、常に家族で生きている一体感。親と子の没交渉なんてありえないその生活は、ミニマリストが目指す家族の形の一つのモデルケース。人生を旅と決めて生きるノマドという名の遊牧生活には、そんなミニマリストだけが到達できる生き方も存在するのです。
ミニマリストなノマド生活に「カリぐらし°」
ミニマリストなノマド生活に欠かせないもの、それはホテルやホステル。それこそ好きな場所で手軽にそして簡単にホテルを確保することができれば、これほど便利でありがたい話はありませんよね。
そこで「カリぐらし°」の出番。カリぐらし°では、借りたい人さまざまなニーズに対応して、その願いにぴったりなホテルとの間を繋いでくれるサイトです。人生は旅。そんな生活を求めて、ノマドワーカーとなる上で、ぜひとも押さえておきたいサイトであることは間違いありません。